DISPELLでエプソンチェックを解除


DISPELLを使ってエプソンチェックを解除してみたページです。


説明で使うPC-9800

この説明で使用するPC-9800は、ドライブAがハードディスクドライブ(MS-DOS)でドライブBがフロッピーディスクドライブとなっています。


ソフト

【DISPELL】

URL:https://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se001911.html(公開終了)

DISPELLはVectorで公開されていましたが、公開終了によりダウンロードできなくなりました。
Wayback Machineでサルベージ(ダウンロード)を試すか、DISPELLdspl113.lzhで検索して再配布されているホームページを探してください。
このソフトはMS-DOS用で、対応機種はPC-9800ですがPC/AT互換機でも使えます。


PC-9800へソフトを転送



dspl113.lzhをダウンロード & 解凍するとファイルが三つあり、DISPELL.EXEのみフロッピーディスクを使ってPC-9800へ転送します。
DISPELL.FINはメモ帳で開くと使い方やオプションの説明が見れるので、一度読んでおいた方がいいでしょう。

  

DISPELL.EXEをフロッピーディスクに書き込んで、それを起動中のPC-9800のフロッピーディスクドライブに挿入します。



B:でドライブB(フロッピーディスクドライブ)に変更して、DIRでフロッピーディスクにDISPELL.EXEがあるか確認します。
確認ができたらCOPY DISPELL.EXE A:でドライブAのルートディレクトリへコピーします。



A:でドライブAに戻り、DIRでDISPELL.EXEがあることを確認できればOKです。
フロッピーディスクドライブからフロッピーディスクを取り出してください。


使い方



フロッピーディスクドライブにエプソンチェックを解除したいフロッピーディスクを挿入します(ライトプロテクトは書き込み可能にしておくこと)。



操作はコマンドプロンプト画面で行ないます。
フロッピーディスクを挿入したら、DISPELL B: /aと入力してEnterを押します。
B:はフロッピーディスクドライブの指定で/aはオプション設定になりますが、PC-9800シリーズのMS-DOSに仕組まれているエプソンチェックは、この設定でほぼ解除できるようです。



準備がOKであればキーボードのYを押します。



◎解除しました。のメッセージが表示されたら成功です。
解除したフロッピーディスクを取り出したら、ライトプロテクトを書き込み禁止に戻してください。


Windows XPでエプソンチェックを解除



Windows XP(32bit版)でエプソンチェックを解除した例です。
このWindowsパソコンは、ドライブCがハードディスクドライブでドライブAがフロッピーディスクドライブ(3モード対応)となっています。



OSがインストールされているドライブCのルートディレクトリにDISPELL.EXEを設置します。



コマンドプロンプトを起動します。



CD ¥でDISPELL.EXEを設置したルートディレクトリへ移動して、C:¥>になったことを確認します。



DIRでDISPELL.EXEがあることを確認します。



フロッピーディスクドライブにエプソンチェックを解除したいフロッピーディスクを挿入します(ライトプロテクトは書き込み可能にしておくこと)。



ドライブAがフロッピーディスクドライブなのでA:と指定します。



準備がOKであればキーボードのYを押します。



解除したフロッピーディスクを取り出したら、ライトプロテクトを書き込み禁止に戻してください。


その他

このDISPELLは文字化けが発生しながらもWindows 10(32bit)でも解除できましたが、バージョンアップでCreators Update(1703)になってからは使えなくなったようです。


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