初代PC-9821で東方旧作
PC-9821シリーズで最初に出た98MULTiで、初代PC-9821と言われることもあるようです。
モデルはハードディスクドライブがオプションのmodel S1と、40MBを搭載しているmodel S2の2種類になります。
搭載されているCPUはi386SXなので、東方旧作は起動しますが、クロック周波数が低すぎるので動作はカクカクです。
内蔵音源
YM2608が載っているので86音源になります。
正面
正面はキーボード/マウス用コネクタ、オーディオ入出力端子、音量調整、リセット/電源スイッチなど。
音量調整は内部スピーカーとオーディオ出力端子の両方を調整が可能で、背面にもオーディオ端子がありますが、こちらは音量固定になっています。
CPU
CPUのi386SXで、クロック周波数は20MHzになります。
このCPUは基板にはんだ付けされているので、取り外しによる交換はできませんが、上から別のCPUを載せるタイプのCPUアクセラレータがあります。
これはアセットコアから発売されたVIPERで、i386SXからCx486SLCへアップグレードした例になります。
ただし、このVIPERを載せてもクロック周波数が低いままなので、まともなプレイ環境にはなりません。
I・O DATAからは、40MHzまでアップグレード可能なPK-Cx486SRX2というCPUアクセラレータが発売されていましたが、お金をかけて中途半端なアップグレードするより、安く手に入る98MATE VALUESTARや98MULTi CanBeなどを選んだ方がいいでしょう。
ゲームプレイ
【i386SX/Cx486SLC 20MHz】
靈異伝 起動OK、ゲームスタートNG
封魔録 起動OK、処理落ちが激しい
夢時空 起動OK、処理落ちが激しい
幻想郷 起動OK、処理落ちが激しい
怪綺談 起動OK、処理落ちが激しい