BUFFALO SXM-F




このFM音源ボードのSXM-Fは、PCM録音・再生機能のみ搭載している98MATE X/98MATE VALUESTAR用となっています。
SOUND BIOSは非搭載で、FM音源の出力は左右反転しています。


マニュアルから特徴を抜粋

【FM音源】

6音ステレオFM音源、6音ステレオリズム音源、SSG(矩形3音、ノイズ音)対応FM音源(NEC PC-9801-86相当)を装備。
MS-DOS、Windows3.1/95等での利用が可能です。

※MS-DOSでの使用時は、3音FM音源、6音リズム音、SSG(矩形3音、ノイズ1音)(NEC PC-9801-26K相当)として利用可能です。

【ライン入力装備】

FM音源とライン入力コネクタに入力した音声信号をミックスして出力することができます。

MS-DOSでの使用で「PC-9801-26K相当として利用可能」という説明文は、86音源用の曲がMS-DOSでは26音源相当で鳴るのか?と思いましたが、東方旧作で試したところ86音源相当で鳴ったことを確認。
この仕様(?)についてはよく分かりません。


対応機種

PC-9821の98MATE Xと98MATE VALUESTAR(CRT内蔵モデルのV10/7と166/V200は除く)用となっていますが、FM音源だけ鳴らすならPC-9801でも使えるようです。


使用例

【Windows】

PC-9821本体のサウンドを[使用する] & 割り込みを[INT5以外に設定]して、PCM録音・再生機能はPC-9821FM音源機能はSXM-Fと使います。
そして、オーディオケーブルでSXM-FのLINE OUTとPC-9821のLINE INを接続して、PC-9821のLINE OUT/PHONEから出力となります。

【MS-DOS】

MS-DOSでFM音源を鳴らすだけなら、PC-9821本体のサウンドを「使用しない」と設定します。
MS-DOS用のボリューム調整ソフトは無いようなので、ボリュームコントローラーなどを接続して音量調整してください。


音源チップ



音源チップはYMF288。


背面側



LINE OUT/INのみ。


設定

ボードにはジャンパーピンやディップスイッチといったものが無いので、PC-9821本体とWindowsの設定になります。
FM音源の割り込みはINT5で固定。
I/Oアドレスは188h、18Ah、18Ch、18Eh、4xECh、4xEDh、5xECh、5xEDh。


ドライバ/ソフト

3.5インチのフロッピーディスクでWindows 3.1/95のドライバが付属しています。
BUFFALOのホームページではWindows 98/NT4.0のドライバが公開されています。


動作確認

【MS-DOS 5/6】

靈異伝 OK
封魔録 OK
夢時空 OK
幻想郷 OK
怪綺談 OK


戻る