MS-DOS 6.2のドライバを使った例
MS-DOS 6.2に付属しているドライバを使って、MS-DOSでCD-ROMドライブを認識させてみます。
MS-DOS 6.2に付属しているドライバはこちら。
対応機種はこちら。
説明で使う機種
このページで使う機種はPC-9821 V10で、ドライブAがハードディスクドライブ(MS-DOS 6.2)でドライブBがフロッピーディスクドライブとなっています。
組み込むドライバ
AUTOEXEC.BATはMSCDEX.EXE、CONFIG.SYSにはPC-9821 V10を使うのでNECCDC.SYSを組み込みます。
マニュアルには対応ドライバの説明が見当たらなかったので、インターネット上にあった情報を元にしています。
コマンドプロンプト
AUTOEXEC.BATにMSCDEX.EXEを組み込み。
このドライバはMS-DOS 6.2がインストールされているドライブのDOSディレクトリにあるので、A:¥DOS¥MSCDEX /D:MSCD001 /L:D /Eとします。
/L:Dはドライブ名の指定で、この説明ではドライブDとなり、/L:EにするとドライブEになります。
次にCONFIG.SYSにNECCDC.SYSを組み込み。
このドライバもDOSディレクトリにあるので、DEVICE=A:¥DOS¥NECCDC.SYS /D:MSCD001とします。
設定したらPC-9821を再起動します。
設定に間違いな無ければ、MS-DOSの起動中にコレが表示されるはずです。
MS-DOSが起動したら、CD-ROMドライブに何かディスクを入れてファイルが読み込むか確認します。
このMS-DOS 6.2のドライバはMS-DOS 5.0でも使えるようです。
MS-DOS Shell
上記はコマンドプロンプトでの説明でしたが、MS-DOS Shell(以下:DOSシェル)でCD-ROMドライブを認識させるにはこのように設定します。
AUTOEXEC.BATでMSCDEX → マウス → DOSシェルという順で設定します。
もし、DOSSHELLの下に設定したらDOSシェルにCDのアイコンが表示されません。
(CD)という豚の鼻のようなアイコンが表示されていればOKです。