産業用の98BASEで東方旧作
これはロムウィン(旧:ワコムエンジニアリング)が開発・販売したPC-9801互換機の98BASEです。
本家のNECがPC-9800シリーズを終了した後も、サードパーティーから販売された互換機で、Intel 486を搭載するなど当時の仕様を再現しています。
ロムウィン以外では、図研エルミック(旧:エルミック・ウェスコム)からiNHERITORという互換機が開発・販売されましたが、このページでは98BASE Dで東方旧作を動かしてみます。
※98BASEシリーズ及びiNHERITORも生産・販売終了しました。
98BASE Dのスペック
98BASEはS仕様/D仕様/U仕様とありますが、このページで使うD仕様は
CPU | i486DX2 50MHz/i486DX4 75〜100MHz |
RAM | 4〜32MB |
表示機能 | VRAM 256KB/640×400(16色) |
拡張スロット | Cバス×4 |
サウンド | 無し |
サウンドとEGCが未搭載以外は東方旧作を動かすのに必要なスペックを持っています。
EGCを使ったDOSゲームは絵が正しく描画されないとなりますが、とりあえず動かしてみます。
ゲームプレイ
【靈異伝】
タイトル画面の表示が遅い。
選択肢の表示がバグっていますが選ぶことはできます。
ゲームプレイ画面。
処理落ちするか?と思ったら意外とサクサク動きました。
しかし、プレイしていくうちに画面がゴミだらけになってゲームどころじゃなくなりました。
縛りプレイとしてノーミス & お払いのみでやれば何とかなるかも……?
【封魔録】
描画も表示速度も普通。
いけるか?と思ったが……
レーザービーム!
プレイしていくうちに画面が真っ白に。
【夢時空】
表示が遅いだけで描画に問題なし。
しかし……
なんじゃこりゃ?
格納されている絵が表示されて、これもゲームどころじゃなくなりました。
【幻想郷】
最初から背景が真っ白になっています。
【怪綺談】
背景バグ。
サラ戦。
背景の描画が普通に戻ったが弾が遅い。