MS-DOS Shellでのインストール(ファイルのコピー)


MS-DOS Shell(以下:DOSシェル)でのインストールです。
DOSシェルはファイルをドラッグ & ドロップで移動も可能ですが、このページはファイルのコピーで説明していきます。


説明で使うPC-9800

この説明で使用するPC-9800は、ドライブAがハードディスクドライブ(MS-DOS)でドライブBがフロッピーディスクドライブとなっています。


手順



PC-9800を起動してMS-DOS & DOSシェルを立ち上げます。
先ずは東方旧作をインストールするディレクトリ(フォルダー)を作成します。

@ドライブAをダブルクリックします。
Aディレクトリ・ツリーのA:¥に色が付き、これはドライブAのルートディレクトリ(最上層)を指定した状態になり、ここに東方旧作をインストールするためのディレクトリを作成します。
BA:¥に色が付いた状態でメニューバーのファイル(F)をクリックします。



ファイルメニューにディレクトリの作成(E)があり、それをクリックします。



ディレクトリの作成ウィンドウが表示されました。
この説明では靈異伝をインストールするので、ディレクトリ名は「REIIDEN」とキーボードで入力して了解をクリックします。
靈異伝以外のディレクトリ名で封魔録は「HUMAROKU」、夢時空は「YUMEZIKU」、幻想郷は「GENSO」、怪綺談は「KAIKI」で作成します。
これらはINSTALLで作成される公式のディレクトリ名になり、この名前で説明していきます。
ただし、MS-DOSの扱いが分かるなら靈異伝を「TH1」、封魔録は「TH2」と名前を短くしてもいいです。



ドライブAのルートディレクトリにREIIDENディレクトリが作成されました。



靈異伝のディスクをフロッピーディスクドライブに挿入します。



靈異伝のディスクを挿入したらドライブBをクリックします。
ディスクの中にはINSTALL.BAT、REII.EXE、靈異1ST.TXTとファイルがありますが、必要なのはREII.EXEだけなので、このファイルをドライブAに作成したREIIDENディレクトリへコピーします。



@REII.EXEをクリックで選びます。
Aファイルメニューを開いてコピー(C)をクリックします。



ファイルのコピーウィンドウが表示されました。
送り側がREII.EXEになっていることを確認し、受け側にA:¥REIIDENと入力して了解をクリックするとファイルがコピーされます。



@ドライブ名
A区切り記号
Bディレクトリ名



今度はドライブAをクリック → REIIDENディレクトリをクリックでREII.EXEがあるか確認します。
コピーされていたら、そのままREII.EXEをダブルクリックすると解凍が始まります。



解凍が終わったらEnterかSpaceを押してDOSシェルに戻ります。



DOSシェルに戻るとREIIDENディレクトリに何の変化もありませんが、今のWindowsのようにリアルタイムで更新されないので、キーボードのCTRL + F5を押して手動で更新するとファイルが表示されます。



ファイルが表示されたらGAME.BATをダブルクリックするとゲームが起動します。
次からゲームの起動・終了する場合はこちらのページへ。


他のタイトル

靈異伝以外も同じようにディレクトリを作成し、フロッピーディスクから必要なファイルをコピーして解凍するという流れになります。

コピーするファイル
靈異伝 REII.EXE
封魔録 HUMAROKU.EXE
夢時空 YUME1.EXE
YUME2.EXE
幻想郷 GENSO1.EXE
GENSO2.EXE
怪綺談 KAIKI1.EXE
KAIKI2.EXE

全て自己解凍ファイルなので、DOSシェルではダブルクリックするだけでファイルが解凍されます。


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