SNE SOUND ORCHESTRA L
このSOUND ORCHESTRA LはSOUND ORCHESTRAからジョイスティックポートを省き、EMS対応という仕様になっています。
基板の型番:E401=0203=001 SOUND ORCHESTRA LV BY SNEまたはE401=0203=001A SOUND ORCHESTRA LV BY SNE
仕様
【FM音源の出力】
音源パートを左右に振り分けて曲を演奏させる疑似ステレオになっています。
【音源】
音源チップはYM2203とYM3812を搭載し、ソフトが対応していなかったら26音源ボードとなります。
【EMS対応】
EMS方式のメモリを使用したい場合は背面のROMスイッチで切り離し。
【対応機種】
NEC PC-9801シリーズ
EPSON PC-286/386シリーズ
PC-9801 U、XA、XL、RL、LV、LX等は不可
PC-286L、LE、LS/PC-386LS等は不可
音源チップ
音源チップのYM2203とYM3812。
背面側
左からROMスイッチ、OUT(ミニジャック出力)、VOL(内部スピーカー用)
ROMスイッチはOFFにするとSOUND BIOSが切り離されます。
ミニジャック出力は疑似ステレオ。
ジャンパーピン
@ROMスイッチ(JP1)
工場出荷時の設定
通常はこの設定。
A割り込み設定スイッチ(JP3-1/3-2)
INT5 工場出荷時の設定
INT0
INT4
INT6
BI/Oポートスイッチ(JP2)
0188H/018AH/018CH/018EH 工場出荷時の設定
0088H/008AH
ドライバ/ソフト
ドライバ/ソフトは無し。
同社から譜面入力式音楽ソフトや音楽ユーティリティソフトなど発売されていました。
ゲームソフト
Lの仕様はSOUND ORCHESTRAとほぼ同じなので、「斬 〜陽炎の時代〜」と「夢幻戦士ヴァリスII」が対応となります。
動作確認
【MS-DOS 5/6】
靈異伝 OK
封魔録 OK
夢時空 OK
幻想郷 OK
怪綺談 OK
その他
基板で音源チップの近くにSOUND ORCHESTRA LVという文字あり、ネットオークションでは時々この製品名で出品されたりしますが、LVという製品は存在しません(LとVの基板が共通のため)。