Windows 98の起動ディスクを使った例
Windows 98の起動ディスクのドライバを使い、MS-DOSでCD-ROMドライブを認識させてみます。
ドライバはMS-DOS 5.0AがインストールされているドライブのDOSディレクトリに設置しています。
ちなみに、このドライバはPC-9800シリーズのMS-DOS 5.0/6.2とFreeDOS(98) 2016でも使えるようです。
※起動ディスクに付属しているドライバ
※対応機種
説明で使う機種
このページで使う機種はPC-9821 V10で、ドライブAがハードディスクドライブ(MS-DOS
5.0A)でドライブBがフロッピーディスクドライブとなっています。
組み込むドライバ
AUTOEXEC.BATはMSCDEX.EXE、CONFIG.SYSには該当する機種が無いということでNECCDM.SYSを組み込みます。
コマンドプロンプト
AUTOEXEC.BATにMSCDEX.EXEを組み込み。
ドライバをDOSディレクトリに設置したということで、A:¥DOS¥MSCDEX /D:CD_101 /L:D /Eとします。
/L:Dはドライブ名の指定で、この説明ではドライブDとなり、/L:EにするとドライブEになります。
CONFIG.SYSにNECCDM.SYSを組み込み。
DEVICE=A:¥DOS¥NECCDM.SYS /D:CD_101とします
AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSにドライバを設定したらPC-9821を再起動します。
CD-ROMドライブが認識されていたら、何かディスクを入れてファイルが読み込むか確認します。
操作については、書き込みができない以外はハードディスクドライブやフロッピーディスクドライブと同じです。
MS-DOS Shell
MS-DOS Shell(DOSシェル)でCD-ROMドライブを認識させるには、こちらと同じようにAUTOEXEC.BATをこのように設定します。
DOSシェル画面で(CD)のCDアイコンが表示されたらOK。