SNE GINGA/GINGA-RX
左がGINGA-RX(グレー色)、右がGINGA(ベージュ色)
SNEが発売したプログラマブルマクロキーボードです。
一見すると普通のテンキーに見えますが、一つのキーに文字やコマンドが登録できる周辺機器で、更に背面にはATARI仕様ジョイスティックポートがあり、これはジョイスティック非対応のDOSゲームが操作できるようになります(ジョイパッドはMSX用を使用)。
GINGAシリーズは何種類かありますが、このGINGAとGINGA-RXの基本機能は同じのようです。
対応機種
PC-9801シリーズ(初代PC-9801は除く)
EPSON PC-286/386シリーズ
接続
ジョイスティックの設定
PC-9800にGINGAとキーボードを接続して、右上にPROとAUTOのスイッチがあるので、それをPROします。
GINGAの1と3の二つのキーを押した状態でPC-9800の電源を入れて、N88-BASIC(86)かMS-DOSが立ち上がるまで押しっぱなしにしておきます。
この説明ではコマンドプロンプトで説明していきますが、N88-BASIC(86)での登録が推奨のようです。
MS-DOSの立ち上げでコマンドメニューかMS-DOS Shellが起動する場合は、コマンドプロンプトになるように設定しておいてください。
コマンドプロンプト画面になったら1と3のキーを押すのを止めます。
次にGINGAのB/STOPを押します。
するとGINGAの内蔵プログラムが起動して、ジョイスティックの登録モードになります。
あとはPC-9800のキーボードで、
・4 or 8(方向)は4
・trigger-1はXキー、trigger-2はZキー
・upはカーソルキーの↑、downは↓
という感じで割り当てます。
他にはキープログラムもありますが、これについては割愛させていただきます。
注意点
GINGA/GINGA-RXにはバックアップ用のニッカドバッテリーが搭載されていますが、古い製品なので高確率で死んでいるか液漏れを起こしている可能性があります。
特に液漏れしている場合は、このように基板が腐食で使い物にならなくなっていることもあるので、中古・ジャンクは要注意になります。
ネットオークションでも「動かない」「調子が良くない」などの説明を見かけたりします。
この画像はGINGA-RXですが、ここまで状態が酷いと修復は困難で、PROも基板の一部が腐食で使えない状態でしたが、リード線で繋げ直しています。
もし、状態が良い物を手に入れたなら古いニッカドバッテリーは取り除き、新しいものに交換した方がいいでしょう。
動作
使用機種:PC-9821 Xa16
方向ボタンをカーソルキーで割り当てると、ゲームプレイできたことを確認しています。