MS-DOS Shell




MS-DOS Shell(以下DOSシェル)はWindowsに似たような感じで、マウスで操作できるファイルマネージャになります。
本家のMS-DOS 4から搭載され、PC-9800ではMS-DOS 5から搭載となっています。
このDOSシェルは、マウスでディレクトリ(フォルダー)を作成・削除などの操作やプログラム実行ができるなど、コマンド操作をしたことが無いユーザーは、東方旧作を簡単にインストールと起動ができます。
基本操作はマウスを使いますがキーボードでも可能です。
ちなみに操作については、Windowsユーザーならマニュアルが無くても、触っていくと直ぐに分かると思います。


DOSシェルの起動

PC-9800シリーズでは、MS-DOSを新規インストールしたらデフォルトでDOSシェルが起動するようになっています。


東方旧作のインストール

ファイルのコピーでインストール

ドラッグ & ドロップでインストール


その他

【バグ】



DOSシェルでの東方旧作のインストールと起動に問題はありませんが、幻想郷と怪綺談だけはゲームを終了してDOSシェルに戻ると、このように画面がバグります。
更に固まって操作ができなくなった場合は、強制終了するしかありません。
これを回避するにはDOSシェルからコマンドプロンプトに切り替えて、コマンド入力でゲームを起動・終了させた方が良いです。
また、ゲーム終了後にEXITコマンドでコマンドプロンプトからDOSシェルに戻ると、このバグ画面になるので注意です。

【メインメモリ】



このDOSシェルと操作に使うマウスはメインメモリを消費します。
DOSシェルを使わないなら、AUTOEXEC.BATのMOUSEDOSSHELLMOUSE /Rの三つを削除またはコメントアウトすることで、MS-DOSの立ち上げでコマンドプロンプトになり、メインメモリの空き容量も増えます。

AUTOEXEC.BATの編集についてはこちらのページへ。

【ファイル管理ソフト】



DOSシェルは起動しないアプリケーションがあるという問題もあったようで、当時のユーザーはこれを無効か削除して、別のファイル管理ソフト(ファイラー)使うことが多かったそうです。
そのような事もあってか、DOSシェルはあまり話題にならず、他のファイル管理ソフトの方が熱く語られることが多いという感じになっています。
この画像のFDはフリーで配布されており、ある程度MS-DOSの操作や仕組みを理解したら、これを組み込んで環境作りに挑戦するのもありかもしれません。


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