AUTOEXEC.BAT




AUTOEXEC.BAT(オートエグゼック・バット)はMS-DOSの立ち上げ時に自動実行されるバッチファイルです。
システムディスクを挿入するとインストールコマンドが起動したり、MS-DOSが立ち上がるとコマンドメニューMS-DOS Shellが自動起動するのは、このバッチファイルが機能しているからです。
また、デバイスドライバの組み込みや常駐プログラムの自動起動にも使われます。
私はAUTOEXEC.BATについてあまり詳しくないですが、便利な環境を構築してみたいという方は、インターネットで調べるか解説本などを探してみてください。
組み方が分かると、ソフトの自動起動やオリジナルの起動メニューなども作れます。
例えば、キーボードの「1」を押したらゲームAが、「2」を押したらゲームBが起動するメニューなど。


AUTOEXEC.BATがある場所



コマンドプロンプトの場合。



DOSシェルの場合。
CONFIG.SYSと同じく、MS-DOSがインストールされているドライブのルートディレクトリ(最上層)にあります。


AUTOEXEC.BATの編集



テキストエディタのSEDITをダブルクリックで起動します。



ルートディレクトリにあるAUTOEXEC.BATを選んでEnterを押します。



AUTOEXEC.BATをSEDITで開いたら、CONFIG.SYSと同じように編集することができます。
他にはWindowsへ転送してメモ帳で編集もできます。
消さずにコメントアウトしたい場合はこちら(CONFIG.SYSと同じ)。

※転送でファイルが非表示になってしまったら、フォルダーオプションの表示にある「すべてのファイルとフォルダーを表示する」を選択するか、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外してみてください。


AUTOEXEC.BATの仕組み

少しだけAUTOEXEC.BAT仕組みについて説明します。



MS-DOS 3のコマンドメニューが自動起動する仕組みはこうなっています。
単純にMENUだけになっています。



MS-DOS 5/6のMS-DOS Shellが自動起動する仕組みは、先ずPATH(パス)でルートディレクトリで起動できるように設定されて、マウスドライバが実行された後にMS-DOS Shellが起動するとなっています。
ちなみに、このPATHの使い方が解れば、ルートディレクトリや他のサブディレクトリからソフトを起動することができます。


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