SNE GINGA-KANA-PLUS
SNEが発売したマルチ・ファンクション・ミニキーボードWITHプログラマブル・ジョイスティック・インターフェースのGINGA-KANA-PLUSです。
製品名からして同社のGINGA-RX/GINGA-PROなどのシリーズのように見えますが、仕様はJOY-98にミニキーボードを追加した物となっています。
バックアップ用のニッカドバッテリーは載っていないので、液漏れによる腐食や故障という心配はありません。
JOY-98と同じくATARI仕様ジョイスティックポートがあるので、ジョイスティック非対応のDOSゲームが操作できるようになります(ジョイパッドはMSX用を使用)。
対応機種
PC-9801シリーズ(デスクトップ、98NOTE)
ラップトップLV、LXシリーズ
EPSON PCシリーズ(PC-286/386)
ラップトップPC-286/386LSシリーズ
接続
ミニキーボード
小型シートキーでカナ入力50個、英数入力50個、特殊キー10個となっています。
入力しづらいのでメインで使うことはないと思いますが、キーボードで一部のキーが反応しなくなった時には使えそうです。
【特殊キー】
♪は押すとシートキーを押した時に音が鳴る機能。
JOYはジョイスティックの設定で使用。
拡張は押すとLEDが点灯し、
・その状態でシートキーの「0(ゼロ)」を押すとキーボードのF・1
・拡張 + シートキーの「1」を押すとキーボードのF・2
・拡張 + シートキーの「A」を押すとキーボードのCTRLとAを同時に入力したことになる
・拡張 + シートキーの「↑」を押すとキーボードの↑を10回押したことになる
という機能で、ファンクションキー、CTRLキー、カーソルキーが便利に入力できるとのこと。
ジョイスティックの設定(内蔵プログラム)
設定はJOY-98と同じで、PC-9800に接続 & 起動した状態で操作はジョイパッドを使います。
【PAGE-1】
4方向 & Space/Enter
初期設定になります。
8方向 & Space/Enter
設定はGINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドのBボタンを押します。
4方向 & Space/Enterに戻すには、GINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドのAボタンを押します。
【PAGE-2】
4方向 & Z/X
設定はGINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドの方向ボタンの↓を押します。
8方向 & Z/X
設定はGINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドのBボタンを押します。
PAGE-1の4方向 & Space/Enterに戻すには、GINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドの方向ボタンの↑を押してPAGE-1に戻し、更にPAGE KEYを押しながらジョイパッドのAボタンを押します。
ジョイスティックの設定(プログラム登録)
プログラム登録はMS-DOSを立ち上げてコマンドプロンプト画面にします。
操作はキーボードかジョイパッドを使います。
GINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドのBボタンとAボタンを同時に押すと、プログラムが起動します。
そして、マニュアルではJOY-98(右の画像)のようにPAGE-3とPAGE-4があり、2パターンのプログラム登録ができるようなことが書かれていますが、そのような設定は無いようです。
SNEのマニュアルはよく間違いが見られますが、おそらくコレも使い回しによるミスではないかと思います。
上記による間違いがありましたが、ボタンの割り当てはJOY-98と同じです。
最初はDIR=4と表示され、これは4方向か8方向の選択になります。
この説明では4方向で設定するので、そのまま4でAボタンを押すと次へ行きます。
8方向にするならジョイパッドの方向ボタンの↑を押すと8になり、↓を押すと4になります。
TG1=(数値コード)にXキーを登録するならキーボードのXを押すと数値コードが更新されます。
あとはTG2=にはZキー、UP/DN/L/Rはカーソルキーかテンキーで登録という感じになります。
キー登録が終わって、このメッセージが表示されたらOKです。
そして表示されないので分かりづらいですが、機能的にPAGE-3に上記のキーが登録されたことになるので、このPAGE-3に変更するにはGINGA-KANA-PLUSのJOYを押しながらジョイパッドの方向ボタンの←を押します。
バックアップ機能は無いので、PC-9800の電源を切ると登録したプログラムは消え、設定もリセットされます。
プログラム登録(ジョイパッドで数値変更)
ジョイパッドのみでプログラム登録する機能ですが、これもJOY-98と同じです。
TG1にZキーを割り当てるなら、数値コード表を見ながら方向ボタン(↑↓ボタン)で数値を041に変更して、Aボタンで決定という感じで設定します。
※数値コード表
動作
使用機種:PC-9821 V10
【内蔵プログラム】
靈異伝と封魔録のプレイに問題無し。
もし、自機の動作が不安定や止まる場合は、プログラム登録を試してみてください(方向ボタンはカーソルキーで登録)。
【プログラム登録】
靈異伝と封魔録のプレイに問題無し。