Qvision Win Duo
Qvisionが発売したグラフィックアクセラレータ(ウィンドウアクセラレータ)とサウンドを1枚にまとめたWin
Duo(ウィンデュオ)です。
サウンド機能は同社のWave Masterと同じ仕様のようで、SCSIをグラフィックアクセラレータに置き換えた感じになります。
型番:QV-WDO
動作環境
OS:MS-DOS 3.3〜6.2、Windows 3.1、Windows 95
対応機種:PC-9800/EPSON PCシリーズ
仕様
【サウンド】
YM2608搭載で86音源
PCM音源はCS4231を搭載し、エミュレーションで86PCMを再現
Wave MasterのようにROM交換によるバージョンアップは無いようです。
【グラフィックアクセラレータ】
S3社のTrio64搭載
メモリ2MB
カノープス社のPowerWindow801互換モード
ワイドスクリーン(仮想スクリーン)、DCI対応、DPMS対応
640×400、640×480、1024×768ドット対応
ドライバを持っていないので未確認です。
音源チップ
音源チップのYM2608。
背面側
左からCRT IN、CRT OUT、JOYSTICK、MIC、LINE IN、VOLUME、PHONE
CRTは付属のケーブルでPC-9800の映像出力とCRT INを接続して、CRT OUTとディスプレイを接続するとなりますが、グラフィックアクセラレータを使わないなら通常の接続でいいです。
JOYSTICKはATARI仕様なのでMSXのジョイパッドが使えます。
設定
ディップスイッチ
工場出荷時の設定
マニュアルが無いので細かい設定は不明ですが、スイッチ1をOFFにするとサウンドが無効になるなど、Wave
Masterと似ているようです。
※対応パソコン
キーボード操作
キーボードのCTRL + GRAPH + Gを押しながらPC-9800の電源を入れ、認識するとソフトスイッチ(スイッチ設定メニュー)が起動します。
サウンドとグラフィックの設定はこれになります。
MIDI Master
Wave Masterと同じく、オプションのMIDI Masterを実装できるソケットがあります。
ドライバ/ソフト
フロッピーディスクでグラフィックアクセラレータなどのドライバが付属しています。
動作確認
【MS-DOS 6】
靈異伝 OK
封魔録 OK
夢時空 OK
幻想郷 OK
怪綺談 OK