EPSON PCシリーズ
EPSON PCシリーズは、セイコーエプソンが開発・販売していたPC-9800シリーズの互換機です。
この互換機は、公式でも動作確認されているので東方旧作をプレイできますが、容易にプレイ環境を揃えることができるPC-9800シリーズに対して、EPSON
PCシリーズは若干ハードルが高めになっており、初めて環境を揃える方には向かない機種になります。
ノートパソコンもありますが、こちらも中古・ジャンク品が出回ることが少ないです。
EPSON PC
【機種について】
EPSON PCにはPC-286、PC-386、PC-486、PC-586があり、まともにゲームプレイができるのはPC-486とPC-586になります。
ただし、一部でスペック不足の機種もあるので注意です。
【EPSON PCシリーズ】
PC-486
PC-586
キーボードコネクタ |
マウスコネクタ |
キーボードはEPSON PC用がありますが、接続コネクタも互換なのでPC-9800用を接続して使うことが可能のようです。
一部のキーの違いを除けば基本は同じ配列になります(画像は一例)。
マウスもミニDINコネクタであればNECとサードパーティーが販売していた物が使えます。
ディスプレイ
【出力コネクタ】
EPSON PCのモニター出力コネクタは2列15ピンなので、アナログRGB(VGA端子)に接続するには変換コネクタ(2列15ピン(オス)→3列15ピン(メス))が必要です。
【ディスプレイ】
PC-9800と同じくアナログRGB入力と水平周波数24kHzをサポートしている液晶ディスプレイなら映せます。
【出力周波数の切り替え】
キーボードのGRPH + 1を押しながらEPSON PCを起動させると24kHz、GRPH + 3は31kHzになります。
画面の一部が切れて映らなかったら実行してみてください(PC-586は標準搭載)。
グラフィック(EGC)
EPSON PCシリーズでEGCはPC-386Sから搭載となり、PC-486とPC-586では標準で搭載となっているそうです。
GDCクロック設定のページはこちらのページへ。
オペレーティングシステム
オペレーティングシステム(OS)のMS-DOS/Windowsは、PC-9800シリーズはNEC版があるようにEPSON PCシリーズはEPSON版があります。
しかし、EPSON PCシリーズのOSはパソコン本体より入手困難になっているようで、専門ショップどころかネットオークションでも殆ど出回っていない状態です。
互換機なのPC-9800シリーズのOSをインストールできますが、エプソンチェックというプログラムを解除する必要があります。
他にはハイレゾ対応のMS-DOSもあり、こちらもゲームは起動します。
EPSON PCシリーズ MS-DOS/Windowsのページへ。
※当たり前なことですが、プログラム解除やサポート外のOSをインストールして不具合が起きても自己責任です。
メモリ
メインメモリのページへ。
サウンドボード
EPSON PCシリーズは内蔵音源で26音源相当を搭載している機種もありますが、NECのPC-9801-86を実装して音を鳴らすこともできます。
サードパーティー製のサウンドボードでは、正式にEPSON PCに対応している表記があれば未対応もあります。
対応サウンドボードのページはこちらになります。
サウンドボードの有効についてはこちらへ。