ELECOM JC-AD1

ELECOM（エレコム）が発売したジョイスティックコンバータのJC-AD1です。
プログラム登録はPC-9800の起動後に行いますが、 後継品のJC-AD2はボタン式でプログラム登録がやり易くなっています。
ジョイパッドはMSX用を使用します。

接続

設定



PC-9800にJC-AD1、キーボード、ジョイパッドを接続します。

ジョイパッドのAボタンを押した状態でPC-9800を起動 → AUTO MODE 1（Space/Enter）
ジョイパッドのBボタンを押した状態でPC-9800を起動 → AUTO MODE 2（Z/X）
ジョイパッドのBボタンとAボタンを押した状態でPC-9800を起動 → PROGRAM MODE

PROGRAM MODE（プログラムモード）はN88-BASIC(86)かMS-DOS（コマンドプロンプト画面）で行います。
MS-DOSの立ち上げでコマンドメニューかDOSシェルが起動する場合は、コマンドプロンプトになるように設定しておいてください。
コマンドプロンプトの場合は表示がズレたりしますが、ボタン登録は問題無くできます。

プログラム登録

この説明ではMS-DOSのコマンドプロンプトでプログラム登録をしたとします。
ジョイパッドのBボタンとAボタンを押しながらPC-9800を起動します。

　

PC-9800が起動してMS-DOSが立ち上がっているときに、JC-AD1本体のインジケータランプが黄色になれば、PROGRAM MODEになったことになるのでジョイパッドのBボタンとAボタンを離します。

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コマンドプロンプト画面でコマンド入力ができる状態になったら、ジョイパッドのBボタン（AボタンでもOK）を押します。
すると画面にDESK/LAP =Dと表示され、これを確認したらジョイパッドのBボタンを押して次へ進みます。



最初の設定は4/8 =と表示されますが、これは方向ボタンで4方向か8方向の選択になります。
4方向にするならキーボードの4、8方向ならキーボードの8を押します。
この説明では4でカーソルキーで登録していきますが、8方向はテンキー用になります。

　

次はジョイパッドのB/Aボタンの設定になります。
Aボタン（TRIG-A）にXキーを割り当てたいならキーボードのX、Bボタン（TRIG-B）にZキーを割り当てたいならキーボードのZを押します。



B/Aボタンの次は方向ボタンになります。
4方向でカーソルキーで登録しますが、UP =と表示されたらキーボードのカーソルキー↑を押して、DOWN =は↓、LEFT =は←、RIGHT =は→と割り当てます。



最後に1:SET/0:GO =が表示されますが、キーボードの0を押すとインジケータランプが緑になり登録は終わりになります。
キーボードの1を押すと再入力になります。
登録したプログラムはPC-9800本体の電源を切るまで保持されます。

対応機種

【対応】

PC-9801シリーズ
EPSON PCシリーズ（PC-286/386）

【非対応】

初代PC-9801
PC-98LT、HA
PC-286C、L、LE、Note executive、F、VG、VJ、VX
PC-386Note A、M、V、VR

動作

このJC-AD1もCPUのクロック周波数が高い機種では動作が不安定になるようです。
内蔵プログラムのAUTO MODE 1とAUTO MODE 2でゲーム操作の拳動が怪しかったら、PROGRAM MODEを試してみてください。

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