ELECOM JC-AD2






ELECOMが発売したジョイスティックコンバータのJC-AD2です。
前のJC-AD1は、N88-BASIC(86)かMS-DOSが立ち上がったときにプログラム登録を行いますが、このJC-AD2はボタン式になっており、コマンドプロンプトやテキストエディタであればいつでもプログラム登録ができなるなど、扱いやすくなっています。
つまりN88-BASIC(86)で登録してPC-9800をリセットしたり、MS-DOSではコマンドメニューやDOSシェルを外す必要が無いことになります。
ジョイパッドはMSX用を使用します。


接続


設定



@インジケータランプ
緑:Space/Enter
赤:Z/X
黄:プログラム登録モード

インジケータランプの色はモードを表しています。

AMODE SW(モードボタン)



MODE SWはモード切替になります。
使い方はJC-AD2とMSX用のジョイパッドを接続した状態でPC-9800の電源を入れます。

ジョイパッドのAボタンを押した状態でモードボタンを押す → 緑のSpace/Enter
ジョイパッドのBボタンを押した状態でモードボタンを押す → 赤のZ/X
ジョイパッドのBボタンAボタンを押した状態でモードボタンを押す → 黄のプログラム登録


プログラム登録



コマンドプロンプト画面かテキストエディタを起動した状態で、前述で説明したプログラム登録のボタンを押すと、このようにJC-AD2からプログラムが起動します。
操作はジョイパッドで行い、方向ボタンの↑↓は一つずつ選択変更、←→は飛ばし、B/Aボタンは決定になります。

※画面が少し変になりますが、キーボードでもボタン設定ができます。

  

最初にpattern 4/8の設定になりますが、これは4方向か8方向のどちらかを選ぶことになります。
8方向はテンキーで登録する場合になりますが、この説明では4方向でカーソルキーを登録するので4にして決定します。

  

ジョイパッドのB/Aボタンの設定になります。
Aボタン(trigger-a)にXキーを割り当てたいならXにして決定、Bボタン(trigger-b)にZキーを割り当てたいならZにして決定と割り当てます。

  

B/Aボタンの次は方向ボタンの設定です。
デフォルトではupはテンキーの8になっていますが、カーソルキーのupで設定します。
あとは同じように、downはdown、leftはleft、rightはrightと割り当てます。



最後に1:set/0:go =0と表示されますが、0が選択された状態で決定するとプログラム登録が終わります。
設定をやり直したい場合は1で決定すると再入力ができます。
登録したプログラムはPC-9800本体の電源を切るまで保持されます。


対応機種

【対応】

PC-9801シリーズ
EPSON PCシリーズ(PC-286/386/486)

【非対応】

初代PC-9801
PC-98HA、LT
PC-286L、LE、C、Note executive、F
PC-386Note A

【98NOTE】

キーボードコネクタがあれば98NOTEでも使用できます。
更にジョイパッドのみでプログラム登録ができるので、デスクトップ用のキーボードを用意する必要もありません。


動作

使用機種:PC-9821 V13、PC-9821 Xa16

【AUTOモード(内蔵プログラム)の場合】

靈異伝はβ-98と同じく、方向ボタンを斜め押しや左右に移動しながらお札を連打で撃つと、自機が止まる現象があります。
封魔録は問題はなく内蔵プログラムでプレイできたことを確認していますが、他の機種でも正常動作する確証はありません。

【プログラム登録】

方向ボタンをカーソルキーで割り当てると、靈異伝をプレイできたことを確認しています。


戻る トップ