アイドルジャパン SUPER SOUND SS-10

アイドルジャパンが発売した26音源ボードのSUPER SOUND SS-10で、スピークボードと同じく発売時期によってはメーカーが「エム・エス・アイ」や「アルファデータ」となっているようです。
FM音源の出力はステレオ（2ch）ですが、SNEのような疑似ステレオではありません。
他には、SOUND BIOSの切り離しができるROMスイッチが搭載されています。
後継品としてSUPER SOUND SS-10IIがあります。

基板の型番：SS-10

対応機種

NEC PC-9801シリーズ
EPSON PC-286シリーズ

音源チップ



音源チップはYM2203で26音源。

背面側



左からJOYSTICK×2、RCA出力 左/右、ROMスイッチ、音量調整（内部スピーカー用）

JOYSTICKはATARI仕様なのでMSXのジョイパッドが使えます。
ROMスイッチはOFFにするとSOUND BIOSが切り離されます。

ジャンパーピン



ジャンパーピンの数字はマニュアルを参考にしていますが、基板の数字と異なる部分もあるようです。

�@ROMスイッチ（JP2）


工場出荷時の設定


ROM無効

�A割り込み設定スイッチ（JP1）

　
INT5　工場出荷時の設定

左がマニュアルで右が基板の数字となっています。

　
INT0

　
INT4

　
INT6

�BI/Oポートスイッチ（JP3）


0188H/018AH　工場出荷時の設定


0088H/008AH

ドライバ/ソフト

5インチのフロッピーディスクでサウンドエディタが付属しています。
SUPER SOUND AD-FS2やスピークボードにも似たようなものが付属していますが、どれも機能的には単純に打ち込みして演奏させるという、遊びに近いソフトのようです。
「このサウンドエディタにはない音色を出したい」や「もっとゲームらしい曲を作りたい」となれば、別のFM音源ドライバを使うとなります。

動作確認

【MS-DOS 5/6】

靈異伝　OK
封魔録　OK
夢時空　OK
幻想郷　OK
怪綺談　OK

その他

マニュアルの説明文がSNEと同じという気になるところがありますが、両社は廃業しているので確かめる術がないです。

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