Qvision SecondBusStar




Qvision発売のSecondBusStar(セカンドバススター)で、同社のWave Starを元にオプションだったMidiStar/GSが搭載されています。
なので、FMは86音源相当PCMは86PCMGS互換MIDI音源という仕様になっています。
この拡張サウンドは単体では使えず、I・O DATA(アイ・オー・データ)が発売したセカンドバスが必要になり、これと組み合わせるようになっています。

型番:QV-SBS


セカンドバス



セカンドバスはI・O DATAが提唱した規格で、拡張ボードに拡張ボードを載せるような感じで、少ない拡張スロットを節約できるというメリットがあったようです。
種類はグラフィックアクセラレータ、RS-232C、LAN、SCSIなど。
このセカンドバスが不調・壊れているなどの認識しない状態で、SecondBusStarを実装すると音が鳴らないことがあるので注意です。

 
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SCSIボードのSC-98IIIPにSecondBusStarを実装したところ。


音源チップ



音源チップはYMF288で86音源相当。


背面側



左からMIDI/JOYSTICK、MIC、PHONE



先行品のSecondBus86には隙間を塞ぐバックパネルが付属していましたが、このSecondBusStarには無いようです。
バックパネル無しだと埃が入ってきますが、プラ板などを使って自作するというのもあります。


全二重サウンド対応

Wave SMIT/Wave Starはサウンド ROMを交換することで全二重サウンド対応になりますが、このSecondBusStarもQvisionに送ると対応したようです。


MS-DOSで音量調整



音量調整でWindowsはボリュームコントロールで行ないますが、MS-DOSはDOSMIX.EXEで調整します。


設定



ディップスイッチ


工場出荷時の設定

スイッチ設定はWave SMITまたはWave Starと同じになります。


CD-IN端子



Wave SMITと同じくCD-IN端子があり、Sound Blaster仕様のCD-ROMオーディオケーブルでCD-ROMドライブと内部接続ができます。


ドライバ/ソフト

ドライバはMS-DOS/Windows 3.1、Windows 95/98、Windows NT4.0があり、Wave SMIT/Wave Starで使われているものと同じのようです。


動作確認

【MS-DOS 6】

靈異伝 OK(MDRV98を旧バージョンに差し替えることでプレイ可能)
封魔録 OK
夢時空 OK
幻想郷 OK
怪綺談 OK

MidiStar/GSが搭載されているので、封魔録のMIDIが鳴るか試してみましたが、私が持っているのは鳴りませんでした。


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