封魔録のMIDIを鳴らす
東方旧作で唯一MIDI(ミディ)に対応している封魔録限定のページで、その鳴らし方について紹介します。
MIDIモードは多少は処理速度が重くなるみたいですが、CPUでPentium 100MHzもあれば十分です。
ちなみに「MIDIって何?」という方は、検索でこの音源について調べてください。
MIDI音源モジュール
封魔録のMIDIを忠実に鳴らすにはSC-88相当が必要になり、これはRoland(ローランド)のMIDI音源モジュールのみとなります。
音源としてのSC-88は古い類に入りますが、それでもFM音源からMIDI音源に変わる瞬間は、ちょっとした感動を体験できるかもしれません。
【MIDI音源モジュールの接続】
Roland SC-88 + MIDIインターフェースボード
MIDIインターフェースボードを使用した基本的な接続になります。
音源モジュールの紹介も載せているので先ずはこちらを見ることを推奨します。
Roland SC-88 + シリアルケーブル
シリアルケーブルとソフトを使った手順です。
Roland SC-88 + MIDIアダプタ
MIDIアダプタとソフトを使った手順です。
以上が忠実な鳴らし方になります。
以下の鳴らし方はおまけのようなもので、歯抜けのような演奏やモタりが発生するかもしれません。
MIDI音源ボード
1枚のMIDI音源ボードで鳴らすというものです。
ただし、封魔録が求めるSC-88相当の音源ボードは無く、Rolandが発売したGPPC-N/GPPC-NAはSC-55相当、LAPC-NはCM-32L相当となっています。
【MIDI音源ボードの紹介】
Roland GPPC-NA
Roland LAPC-N
SNE MIDI COMPOSER 55PCMZ
ドライバの組み込みや難しい設定は無く、封魔録のOPTIONでMUSICをFMからMIDIにするだけです。
MIDI音源サブボード
対応サウンドボードにMIDI音源サブボードを実装するというものです。
しかし、こちらもSC-88相当は無いようで、Roland製のSCB-7はSC-7互換、SCB-55はSC-55mkII互換となっています。
また、MS-DOSでMIDIを鳴らすには少しハードルが高いので、環境が揃っているユーザーが遊びで鳴らすような感じになります。
ちなみにNECは「MIDI音源サブボード」と呼んでいますが、ユーザーによっては「MIDI音源ドーターボード」「MIDIドーターボード」「MIDIドーターカード」と呼ばれているようです。
【一部のMIDI音源サブボードの紹介】
Creative Wave BLASTER II
NEC PC-9821C3-B02
Qvision MidiStar/GS
MIDI音源サブボードはCreativeのWave BLASTERから始まり、海外製も含めると多くの種類が出ていたみたいですが、今では殆どが手に入りづらいとなっています。
【実装可能なサウンドボード】
Creative Sound Blaster 16 for PC-9800シリーズ
┗MIDI音源サブボードを実装して封魔録のMIDIを鳴らす
NEC PC-9801-118
Qvision Wave SMIT
┗MIDI音源サブボードを実装して封魔録のMIDIを鳴らす
Qvision Wave Star
PC-9800用サウンドボードでは、この4枚がMIDI音源サブボードを実装可能となっており、封魔録のMIDIを鳴らすとなったら、
・Sound Blaster 16 for PC-9800シリーズはドライバの組み込みやソフトを使うが、ボードは容易に入手可能
・Wave SMIT/Wave Starは簡単にMIDIを鳴らすことができるが、その条件が揃ったボードの入手はハードルが高い
という感じになります。
PC-9801-118もソフトを使うことで鳴るみたいですが未検証です。
経年劣化による故障
FM音源ボードと同じく、音源モジュールやMIDI音源ボードも経年劣化による故障が起きます。
大体はコンデンサの寿命が原因になりますが、インターネットで検索すると修理したときの記事が見れることもあります。