標準的なプレイ環境の紹介
東方旧作の標準的なプレイ環境を紹介するページで、PC-9800本体のアップグレードや徹底的な環境設定はありません。
PC-9821 V10
このページで紹介する機種は98MATE VALUESTARのPC-9821 V10で、スペックは以下のとおりになります。
CPU | Pentium 100MHz |
OS | MS-DOS 5.0A |
RAM | 7.6MB |
FDD | 3.5インチ×1 |
HDD | 850MB |
オペレーティングシステム(OS)のMS-DOSとゲームの東方旧作を動かすなら、特に言うことはないスペックです。
Windows 95/98も動かせますが、快適に動かすにはメモリの増設が必要になります。
PC-9800シリーズの中で98MATE VALUESTARは手に入りやすく、中古でも価格が安かったりするので、東方旧作を動かすのに向いている機種になっています。
ただし、フロッピーディスクドライブが1台にCPUのクロック周波数が高いなど、PC-9801時代に作られたゲームを動かすには向いていない所もあります。
98MATE VALUESTARのページへ。
オペレーティングシステムと環境
使っているオペレーティングシステムはMS-DOS 5.0Aで、このバージョンは専門ショップやネットオークションで見かけることが多く、MS-DOS
Shell(DOSシェル)というWindows感覚で操作できるファイルマネージャが搭載されています。
これがファイルマネージャのDOSシェルです。
フォルダーやファイルの操作はこれで行ない、東方旧作はコマンドプロンプトで実行という感じで使っています。
オペレーティングシステムのページへ。
MS-DOS Shellのページへ。
CONFIG.SYSの設定とメインメモリ
MS-DOSはCONFIG.SYSを設定して、メインメモリの空き容量を増やす必要があります。
この設定では、MS-DOS 5.0Aの標準ドライバでメインメモリの空きを増やして、5作の東方旧作を動かせれるようにしています。
メインメモリのページへ。
CONFIG.SYS設定のページへ。
メインメモリの空きを増やすページへ。
音源環境
98MATE VALUESTARでFM音源を鳴らすにはサウンドボードが必要で、DOSゲームでは定番のPC-9801-86を実装しています。
その下のS-MPU/PCは封魔録のMIDIを鳴らす為のボードで、「予算的に厳しい」や「MIDIを鳴らす予定が無い」なら用意しなくてもいいです。
これはMIDI音源モジュールのSC-88で、上記のS-MPU/PCとの組み合わせでMIDIが演奏されるようになっています。
サウンドボードのページへ。
MIDIのページへ。
ジョイスティック(ジョイパッド)
サウンドボードのPC-9801-86にはジョイスティックポートがあり、これに対応しているのは夢時空/幻想郷/怪綺談の3タイトルです。
靈異伝/封魔録については後述。
ジョイスティックのページへ。
ディスプレイ
ディスプレイはEIZOのFlexScan L365を使用。
PC-9821 V10とL365のコネクタは3列15ピンなので、変換コネクタを使わずにアナログRGBケーブル1本で接続できます。
サイズ | 15インチ |
タイプ | スクエア |
入力 | D-Sub/DVI |
他 | 水平周波数24kHz対応 |
ディスプレイのページへ。
あると便利な周辺機器
【ジョイスティックコンバータ】
東方旧作の中で初期タイトルになる靈異伝/封魔録はキーボード操作のみで、ジョイスティックは非対応となっています。
ゲームパッド派からすると残念なところですが、そういうユーザーの為にジョイスティックコンバータやプログラマブルジョイコントという周辺機器があり、これを接続するとゲームパッドで操作できるようになります(画像はSNEのJOY-98L)。
これは他のDOSゲームでも使えるので1個は確保したいところ。
ジョイスティックコンバータのページへ。
プログラマブルジョイコントのページへ。
【フロッピーディスクドライブ】
PC-9800で色々やろうとするなら、Windowsパソコンに接続できる外付けフロッピーディスクドライブがあると便利です。
東方旧作だと体験版やパッチ、それ以外ではVectorからダウンロードしたソフト・ツールなどの転送で使ったりします。
フロッピーディスクドライブのページへ。