メインメモリの空きを増やす


東方旧作を動かすのに適したCONFIG.SYSの編集内容を載せておきます。
今からこれを完璧に覚える価値は殆どありませんが、興味がある方はインターネットで調べるか、解説本があるのでそちらを探してください。
私も最低限のことしか分かりませんので……。
CONFIG.SYSはMS-DOSを新規でフルインストールした状態で編集したとします。

※この編集内容は他のソフトやゲームでは使えない場合があるので注意です。


MS-DOS 3.3B/C





初期状態のCONFIG.SYSとメインメモリの空きの例(画像はMS-DOS 3.3C)。





MS-DOS 3.3B/Cはこのように設定します。
設定はCUSTOMを使いCONFIG.SYSを新規作成します。

MS-DOS 3.3Bの設定についてはこちらのページへ。

MS-DOS 3.3Cの設定についてはこちらのページへ。


MS-DOS 3.3D





初期状態のCONFIG.SYSとメインメモリの空きの例。





MS-DOS 3.3DはドライバやソフトがDOSディレクトリに格納されるようになったので、若干書き方が変わっていますが、設定内容はMS-DOS 3.3B/Cと変わりません。

CUSTOMでCONFIG.SYSを新規作成するならMS-DOS 3.3Cと同じなので、そちらを参考にしてください。


MS-DOS 5.0/5.0A/5.0A-H/6.2





初期状態のCONFIG.SYSとメインメモリの空きの例(画像はMS-DOS 6.2)。





MS-DOS 5以降はこのように編集します。
MS-DOS 6.2でメインメモリの空きが足りなかった場合は、DOSシェルとマウスドライバを無効にしてみてください。

MS-DOS 5.0でCUSTOMを使いCONFIG.SYSを新規作成するならこちらのページへ。

MS-DOS 6.2はこちらになります。


東方幻想郷とメモリ管理ドライバについて

 

CONFIG.SYSの編集でメモリ管理ドライバを必ず組み込み、EMSメモリを使用可能にしておかないと東方幻想郷の幽香戦でフリーズします。
この画像は未設定もしくは、設定ミスでフリーズしたところです。
メモリ管理ドライバの種類は以下のものがあります。

【EMSDRIVE.SYS】

PC-9800のMS-DOS 3.3/3.3Aに付属しているドライバですが、組み込んでも東方幻想郷はフリーズします。

【EMM.SYS】

どの機種でも使用可能な汎用EMSドライバで、メインメモリは空きますが東方幻想郷はフリーズします。

【EMM386.SYS】

CPUで386/486以上を搭載する機種で使用可能なドライバになります。
PC-9800はMS-DOS 3.3B/C/D、EPSON PCではMS-DOS 3.3に付属しています。
ちなみに、EPSON PCシリーズ対応のMS-DOS 4.01にもEMM386.SYSは付属していますが、これは組み込んでも機能しないようです。

【EMM386.EXE】

MS-DOS 5.0から実装されたドライバで、以降のバージョンはこれを使用します。
HIMEM.SYSと一緒に組み込むこと。

【VEM486.EXE】

フリーで公開されているドライバで、こちらも組み込んで使うことができます。
このドライバについてはこちらのページへ。

他にもサードパーティー製のドライバとかもありますが、東方旧作はMS-DOSに付属しているEMM386で十分です。
メモリ管理ドライバを組み込み、EMSメモリが設定されているかの確認はこちらのページへ。


メモリ関連

メインメモリについて
┃ ┣DOSシェル ⇔ コマンドプロンプト
┃ ┗MS-DOS 3のメモリチェック

CONFIG.SYSの書き換え
┃ ┣SEDITでCONFIG.SYSを開く手順(MS-DOS3.3D)
┃ ┣SEDITでCONFIG.SYSを開く手順(MS-DOS 5/6)
┃ ┗フリーのテキストエディタでCONFIG.SYSを編集

メインメモリの空きを増やす
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 3.3B)
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 3.3C)
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 5.0)
 ┗CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 6.2)

EMSメモリが設定されているかの確認

VEM486でメインメモリの空きを増やす

Windows 98のメインメモリの空きを増やす

メインメモリのサイズ変更


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