VEM486でメインメモリの空きを増やす


VEM486はフリーで公開されているメモリ管理ドライバです。
標準ドライバのEMM386はメインメモリを消費しますが、このVEM486はUMBに常駐することでメインメモリの常駐量が0バイトと、更に空き容量が増えます。


ソフト

【VEM486】

Vectorで公開されているのはVer 1.29Nで、これはCPUでIntel 386/486Pentiumに対応していますが、Pentium Pro/IICeleronではハングアップしてしまうそうです。
後者については、インターネット上に流れているVer 1.31β13だと対応しているみたいですが、当ホームページは未確認です。

URL:http://www.vector.co.jp/soft/dos/hardware/se025675.html


動作条件(Ver 1.29N)

【OS】

OSはMS-DOS 5.0以上で、MS-DOS 3とWindowsは非対応となっています。
他には、FreeDOS(98)でも動作しますが保証はありません。

【CPUと対応機種】

CPUはIntel 386以上を搭載したPC-9800/EPSON PCの両対応となっています。

【メモリ】

拡張メモリを1MB以上を搭載していればOKです。


設定と比較

EMM386.EXEVEM486.EXEの比較です。
比較で使ったOSはMS-DOS 6.2で、MS-DOS Shellは無効にしています。

【EMM386.EXE】





EMM386.EXEを組み込んだときのメインメモリの空き容量は、583K(597,344バイト)となっています

【VEM486.EXE】





VEM486.EXEVEMEMM.SYSを組み込んだ例で、603K(617,264バイト)と更に空き容量が増えました。
この設定は8割くらいの機種で動作するそうです。
ドライバはDOSディレクトリ(フォルダー)に設置して、CONFIG.SYSを設定しています。


メモリ関連

メインメモリについて
┃ ┣MS-DOS 5/6のメモリチェック
┃ ┗MS-DOS 3のメモリチェック

CONFIG.SYSの書き換え
┃ ┣SEDITでCONFIG.SYSを開く手順(MS-DOS3.3D)
┃ ┣SEDITでCONFIG.SYSを開く手順(MS-DOS 5/6)
┃ ┗フリーのテキストエディタでCONFIG.SYSを編集

メインメモリの空きを増やす
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 3.3B)
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 3.3C)
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 5.0)
 ┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 5.0A/5.0A-H)
 ┗CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 6.2)

EMSメモリが設定されているかの確認

VEM486でメインメモリの空きを増やす

Windows 98のメインメモリの空きを増やす

メインメモリのサイズ変更


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