CONFIG.SYSの書き換え
前のページはメインメモリと容量確認の説明でしたが、このページではCONFIG.SYS(コンフィグシス)の書き換え方
& メインメモリの空きの増やし方について説明していきます。
CONFIG.SYSはMS-DOSの初期設定を行うファイルで、これでメモリの設定やドライバを組み込んだりします。
CONFIG.SYSがある場所
コマンドプロンプトの場合。
DOSシェルの場合。
MS-DOSがインストールされているドライブのルートディレクトリ(最上層)にあります。
メインメモリの増やし方
メインメモリの空きの増やし方は、CONFIG.SYSを書き換えてドライバを削除や編集します。
書き換え方についてはCONFIG.SYSを作成・更新のCUSTOMか、テキストエディタのSEDIT(MS-DOS 3.3Dから)があり、この説明では後者を使います。
テキストエディタが無い場合はVectorにフリーソフトがあるので、そちらからダウンロードしてください。
MS-DOS 3.3DのSEDITでCONFIG.SYSを開く手順はこちらのページへ。
MS-DOS 5/6のSEDITでCONFIG.SYSを開く手順はこちらのページへ。
フリーのテキストエディタでCONFIG.SYSを開く手順はこちらのページへ。
編集前にMEMでメインメモリの容量を確認します。
最大プログラムサイズが515152バイトとなっています。
SEDITでMS-DOS 5のCONFIG.SYSを開いたところです。
見た感じ何なのか解らないと思いますが、システムファイル(****.SYS)を一つ一つ検索すると大体は詳細が載っています。
矢印を付けた部分はプリンタとRS-232Cのドライバで、これは使わないとして二つの行を消します。
消さずにコメントアウトしたい場合はこちら。
消したらキーボードのf・10を押して、文書を保存しエディタを終了を選びます。
終了後はPC-9800を再起動します。
再びコマンドプロンプト画面でMEMを実行してみると、最大プログラムサイズが515152バイトから522896バイトと空きが増えました。
このようにしてメインメモリの空きを増やしていきます。
更にメインメモリの空きを増やすにはこちらのページになります。
補足
【CONFIG.SYSの編集】
CONFIG.SYSはWindowsパソコンへ転送してメモ帳で編集することもできます。
転送でファイルが非表示になってしまったら、フォルダーオプションの表示にある「すべてのファイルとフォルダーを表示する」を選択するか、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外してみてください。
【CONFIG.SYSの編集後は再起動】
CONFIG.SYSはMS-DOSの立ち上げ時に一回読み込み、それ以降は使われないファイルなので、編集した内容は反映されません。
編集したら再起動させて、また読み込ませる必要があります。
メモリ関連
メインメモリについて
┃ ┣DOSシェル ⇔ コマンドプロンプト
┃ ┗MS-DOS 3のメモリチェック
┃
CONFIG.SYSの書き換え
┃ ┣SEDITでCONFIG.SYSを開く手順(MS-DOS3.3D)
┃ ┣SEDITでCONFIG.SYSを開く手順(MS-DOS 5/6)
┃ ┗フリーのテキストエディタでCONFIG.SYSを編集
┃
メインメモリの空きを増やす
┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 3.3B)
┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 3.3C)
┣CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 5.0)
┗CUSTOMでCONFIG.SYSを設定(MS-DOS 6.2)
EMSメモリが設定されているかの確認
VEM486でメインメモリの空きを増やす
Windows 98のメインメモリの空きを増やす
メインメモリのサイズ変更